羽州街道楢下(ならげ)宿と聞いて、正確に地図を思い浮かべられる人は少ない。
幹線道路から外れているので、通りすがりという訳にもいかない。
存在自体は知っていたが、わざわざ行くには動機付けが足りなかった。
ところが三島通庸時代の石造のめがね橋が二つあるそうである。
それは知らんかった。
行ってみんべ。

さて、どう行くか?
わざわざ桑折の追分から辿っていくのも一興だが、七ヶ宿の先の金山峠が
しんどそうである。
東北中央道を使って上山温泉インターまで行き、そこから南東に下る。

先ず新町めがね橋。
独特の雰囲気がある、懐かしいような橋である。

次に下流の覗橋。
こちらの方がわずかに新しいのだが、何かヨボヨボの感じ。

脇本陣の滝沢屋。(移築)
どうしようか迷った末、見学をすることにした。(入場料220円)

80歳だという管理人さんにたっぷり一時間以上かかって、案内され
説明していただいた。
(ひょっとして今日は小生一人だったか?)
おまけに帰りには管理棟で、冷たいお茶までごちそうになった。
ここの展示物や家屋の構造は一見の価値ありどころではない。
入場料3000円くらいの価値がありそう。