2004年03月24日

名刺の後先

 転勤のシーズンである。
ここ一週間で何人かのお客さんに転勤になる旨を告げられた。
三月は別れの季節でもあるらしい。

「常連さん」とはいえ、名前も知らなければ、勤め先も知らないお客さんが大半である。

お勘定をする時、コソッと「転勤になるので来れなくなります。お世話になりました。」と小声でささやいていく。

「今度はどちらへ?」などと少々会話をし、今までのご愛顧にお礼を言う。
会話らしき会話はその時が最初にして最後というお客さんもいる。
そして名刺を置いていってくれるお客さんもいる。

お客さんとの出会いと別れ。その最後にやっと名前が分かる。

戴いた名刺は大事にファイルに保存してある。
これが本当のお店の宝物なのだと思う。
posted by 山口屋散人 at 21:27| 福島 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする