2004年04月06日

標準木?

 季節の端境期は麺類を扱う商売にとって、まったくもってやりづらい。
ちょっと暑いと「冷しラーメンはま〜だ?」とくる。
かと思うと次の日には雪が舞ったりして、鍋焼きうどんなんかをせっせと作らされる。
概して、「まだか、まだか」と季節の先取りをするお客さんに限って、シーズンインと共にあれだけ騒いだくせにさっぱり食べなくなるのだから不思議なものだ。そしてシーズン終了間際になると「まだ出来るよね」とばかりまたぞろ騒ぎ立てる。
こういうお客さんの言うことは、正直言ってあまり聞く耳を持たない。翻弄されるだけのことだ。

 季節メニュー、例えば「冷しラーメン」を例に取ると、準備だけで1週間から10日かかる。食器の入れ替えもあるが、スープ(タレ?)の熟成に1週間は必要なのだ。作ったばかりのスープは味がとんがっている。味にまるみが出るまで寝かせる。(な〜んて言うと、一流の店みたいでちとハヂカシイ)
それに麺自体の作り方も変わる。温冷どちらかに標準を合わせて作るわけだから、予想が狂って逆に来た時は店もお客さんも悲惨である。

 桜の開花宣言をする時は、標準木というのがあるそうだ。この地区でただ一本の標準木。実はお店にとっては、標準木ならぬ標準人と呼べるお客さんがいる。このお客さんが言い出したら、「GO!」という人だ。
その話を同業者としたら、やはりそれらしいお客さんがいる、とのこと。みんな同じようなもんなんだなヤ。
posted by 山口屋散人 at 21:49| 福島 | Comment(8) | TrackBack(2) | 麺類学 | 更新情報をチェックする

NASAの学習?U

 社員研修で最も印象に残っているのが次の例題である。

例題、
 月面着陸船オライオンより、月面移動車に乗り移り、300km移動した所で車が故障してしまった。車の復旧は不可能である。オライオンまで自力で帰還しなければならない。月面移動車に積み込んである30品目より必要な物資を15品目選択し、さらに優先順位を付けよ。

積載の品目は 酸素ボンベ、マッチ、無線機、水、食料、ロープ、棒きれ、ピストル、懐中電灯、コンパス、月面地図、乾電池、等々。


getumenn

 研修社員は、月面上の空間を想像しながら、知りえる知識を総動員して回答を出さなければならない。
まず、個人の回答を30分で出す。さらにチームとしての回答を1時間の討論を経て出す訳である。

最上のチームは各個人の得点よりも、チームとして出した回答の得点のほうが良かったチームである。
チームとしての能力が各個人の能力を上回った、として評価された。

最低はその逆。各個人の得点のほうが、チームの得点より良かったチーム。「お前らは最低だ!」とクササレタが、実は世の中に多いのがこの例でもある。

個人として批判されたのが、例えば一人だけチームの得点よりも個人としての得点のほうが良かった場合である。チームメイトとの討論、説得に失敗したと看做されたのである。

「君がついていながら何故こんなことになったんだ!」
こう言われた経験のある人は説得力のお勉強でもイタシマショ。



posted by 山口屋散人 at 21:45| 福島 | Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

NASAの学習?

 ごく僅かなサラリーマン生活だったが、今も記憶に残っている研修を受けたことがある。
NASAの学習プログラムに沿って・・という触れ込みの研修である。
二泊三日の缶詰だったが、ゲームのような研修だった。

地区本部に属する各地の入社半年の社員三十数名が集められた。4〜5名ずつアトランダムにチームを組まされてチームの成績を争うという研修である。

 例えば、各チームに5発のミサイルが与えられる。戦域は碁盤の升目。あらかじめ試験官がタテヨコ連続した戦艦を5隻隠しておく。(試験官の手元にだけ正解はある。) つまり何処にいるのか分からない戦艦に向かってミサイルを発射するのである。

「Kチーム撃ちま〜す。8の五に一発!」「はずれ〜!」という具合。弾を撃つのが早すぎてもいけないし、遅すぎても他のチームに手柄を取られてしまうという、ジレンマに陥る内容のものだった。早々に諦めたのか最初に名乗りを上げたチームは連続で5発を発射してしまい、的中せず零点。(このチームはバッドマーク5)

 私の属したチームには一人冷静な男がいた。各チームが撃った場所を最初から克明に記録していたのである。乱戦になってくると他のチームが既に撃った場所にもう一度撃つチームが出てくる。
そういう弾は無駄撃ちとして厳しく叱責を喰らった。

 そうこうしているうちに1隻撃沈したチームが現れた。タテヨコ形状は不明だが連続した5隻である。しかしそのチームはその時2発発射していたので、どちらが的中か分からない。

 我がチームの冷静男はプリントされた升目を見ながら「こっちの升目だと思う。」と決断を下した。

 その周囲の升目は4個。ここに一発ずつ撃てば少なくとも1隻は撃沈できると踏んだ。競争であるから先んじなければならない。残りの一発はカンで隣の升目に撃つことにした。

結果、2隻撃沈!
わがチームはこの冷静男Y君に救われた。
posted by 山口屋散人 at 02:03| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする