2004年09月26日

自然?

「自然が好きか?」と問われれば、嫌いという人は稀だろう。
しかし、「いざ自然とは何か?」と問われれば、
たちまち答えに詰まってしまう。

小生のHP掲載の「お散歩帳」というのがある。
何らかのテーマがある訳ではない。
その時その時で興味のある「お散歩」をしているだけだが、
帰納法的に何となく好みが見えてきたようだ。
自分では気がつかなかった、というより、考えなかった。

小生の好きなのは、「廃もの」と分類されるらしい。
何らかの人間の工作物があって、それが「自然」に還る様が好きらしいのだ。
それも明治以後で山中深く埋もれていれば、俄然興をそそられる。
人が訪れることもないような物であれば、さらに良い。

難工事の末に、当時としては画期的な変革を成し遂げたにも拘らず、
その役目を終え山中にひっそりと眠る様は、言葉には表せない。

自然のなかには「風化という自然」も含まれる。
そこに何を見るのか、なぜ魅かれるのか、それは分からない。

karasugawa

最近のお散歩の万世大路の烏川は、サラサラと流れる川だ。
烏川橋のあたりは特にそうである。
中原中也の詩にこんな一節があった。
「さらさらと さらさらと流れるのでありました」
そんなイメージに近いような川だ。
何時か遡行してみたいと思っていたのだが、今回果たせた。
イメージ通り、穏やかなやさしさの川だった。

今こうしている時も「さらさら」と流れているのかと思うと、
当たり前の現象の不思議さに困惑する。


posted by 山口屋散人 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょいTrip | 更新情報をチェックする