2004年09月27日

新蕎麦?

そろそろ10月ともなると、あちこちで新蕎麦がどーの、という話題が
聞かれるようになってくる。

10月11月に刈り取られた玄蕎麦は翌年の春までは良い状態を保ち
暖かくなるにつれて放物線を描くように劣化していくのが普通である。
特にお盆を過ぎる頃になると、蕎麦屋の集まりなどでは
「蕎麦粉が悪り〜ねぇ〜」などと話題になったりする。

だが、ここ数年そんなこともなくなってきた。
低温倉庫の普及によるものらしい。
したがって、新蕎麦を待ち焦がれるのは蕎麦屋ではない。
ニワカの通と、ニワカのファンであり、商売上手なだけの蕎麦屋だ。

「しんそば、シンソバ」とマスコミを交えて騒いでくれるので、良いこともある。
新蕎麦の出荷が早まったのである。
例年、11月の中頃でないと手にはいらなかったものが、ひと月は早まった。

早まったのは良いが期待はずれも多い。
小生などは
「若いだけのガングロ娘より、歳はとっても吉永小百合」と広言して
新蕎麦に切り替わる際には「ひね物」(前年産)を確保したりする。
早ければ良いというものではない。
本当に良い蕎麦粉が出回るのは、11月の後半になってからである。
(粉屋さんは否定するが、蕎麦を打つのは貴方ではなく私だ!)

sobako

今年は、さて、どうだろう。
最大の産地である北海道が台風18号のために甚大な被害を被った。
ちょうど結実の時期と重なったらしいのだ。
このため、流通にも相当大きな変動があると思われる。
posted by 山口屋散人 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 麺類学 | 更新情報をチェックする