普段と違っている(違いすぎる?)お客さんだ。
普段は見かけない、イマドキ、こんな人いるの??という
良く言えば「ユニーク」悪く言えば「ハンジモノ」(方言か?)
大丈夫かな?ちゃんとお金持ってんのかな?と心配させ、
「無い」という時は、仕方ないから食わせて帰そうと覚悟させる人もいる。
(今までそういうケースは皆無であるが)
今は故人となられた業界の長老は
「そういう人はエンギモンだから、粗末にしちゃいけないよ」と言った。
エンギモンとは「縁起物」のことだと思うが、
例えば、福助や、仙台四郎のごときものか。
「福の神はさもない格好でやってくる」
だから、粗末にしちゃなんねえよ、と言う年寄りもいた。
(かなり含蓄に富んだ至言である)
「いよいよ暮がちかづいてきたんだねー」と女房が言う。
客席を覗くと、なるほど・・・。
福の神は「けんちんうどん」を召し上がった。
この福の神の場合、こんにゃくが苦手のようである。