2005年06月01日

手間惜しむ?

理解に苦しむ新聞記事に出会った。
今日の読売くらし欄の生活探偵という記事だ。
蕎麦に付き物の薬味ネギについて書いている。

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それによると、最近は薬味ネギ抜きの人が増えているとのこと。
(それは色々と個人の都合があるから仕方がない)
しかし、刻んだネギを水にさらさずに出す、手抜きの店が
増えたためでもあるのではないか、と結論づける。

これには少々異論がある。
水に晒して匂い成分を消すという作業が当たり前という
前提のようだが、出発点が違う。
本来、刻んだネギをそのまま出すのが当たり前なのだ。
匂いが気になるなら食べなければいいだけの話しである。

小生などは、水に晒してビチャビチャのネギを三つぶくらい
出してくる店は、反対に誠意のない店だなと固く信じて疑わない。
水に晒す作業など大した手間ではない。
キャベツもそうだが、ネギも晒せば倍増する。
ネギの相場が高い時など、そうしたくなることもある。

機械カッターで出来るだけ薄くスライスしたびちゃびちゃのネギを
いつの頃から、有り難くし当然としてしまったのだろう。

この記事はオマケに援用文として、上野の某店の談話を載せている。
その店は、蕎麦の香りを楽しんでもらうために、あえてネギを出していないそうである。
小生はこういう店を信用しない。
蕎麦の香りなど製麺作業中にかすかに感じることもある・・という程度である。
「あえてネギを出しません」という事が宣伝にもなり、薬味の煩わしい作業から
解放されるならば、このお店の戦略勝ちであろう。

蕎麦の香りを感じたことがない・・と言う方。
貴方は間違ってません。殆んどの方はそのはずです。




posted by 山口屋散人 at 23:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 麺類学 | 更新情報をチェックする