歩いてみようかと思いつく。
本当を言えば、遊歩道というのは嫌いである。
整備され過ぎたような道はつまらない。
しかし、なんでも蓬莱岩という奇岩があるらしいので、それを
見てくるだけでも価値有りとせねば・・なるめぇ。
遊歩道は整備され過ぎたどころでなく、荒れていた。
眺めが良いわけでもなく、何が遊歩道だ!と言いたくなった。
上蓬莱橋から阿武隈峡遊歩道入り口を入り、下浅川にかかる
逢滝橋まで行ったら、戻ってくることをお勧めする。
あとはとるに足らぬ道である。
蓬莱岩を見るだけなら、直近の駐車場まで入って
最短のルートをとるべきである。

ともあれ、蓬莱岩の見える所までたどりついた。
一息ついてながめていると、対岸に何か見える。
双眼鏡で見ると、後醍醐天皇の字が読み取れる。
対岸に何かあるらしい。
地形図をもってこなかったので、足で調べるしかない。
車で県道を行ったり来たりしながら、やっとこさ、辿り着いた。
蓬莱岩はこちら側から見たほうが感動的である。
