外歩きをするようになって、少しは野草などを覚えた。
だが、花屋さんにあるような花はまるでダメである。
第一、覚えようという気にならない。多分きれいだと感動し
ないのだろう。

家人が西洋風でなく極めて和風な花を店にかざった。
そして
「この花、何ていうか分る? 多分当たるかもよ」と
変な言い回しをした。
小生、持てる知識を総動員して鑑定にあたる。
あやめ?しょうぶ?かきつばた? う〜ム、判らん。
ギブアップして「知らね〜」と降参。
すると「あら、いつものように言えばいいのに」と謎のような
ことをのたまう。
いつものように・・わがんね・・か?
いや、違うな、何だべなぁーと思考のワナにはまる。
またまた降参して教えを請うことに。
「いつも何って言ってんだ、おれ?」
大概の場合、素っ気無く「知らん」と言っているそうだ。
そう、この花の名前は「紫蘭」なんだって。