2007年05月14日

面会強要事件

魔女の瞳がお目覚めになる時というのは
それはそれは美しいらしい。
そういう評判を聞けば、行かずばなるまいとし、昨年来
挑戦しているわけだが、失敗し続けている。

それにも懲りず、また出かけてきた。

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風が強く、山にはガスがかかっているが、回復に向かうという
予報を信じて登ることにする。

酢ヶ平あたりでは、回復どころか本格的な雨になってきた。
強風から暴風になり、かつて経験のない強さにびびる。
(この記録はあっさり破られた。帰山の時はさらに強く
 恐怖を感じて家族の顔が浮かんだくらいである。)

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こういう時には一切経山頂のケルンが有難い。
多少なりとも暴風から逃れることができる。
視界は4〜50メートルで、これでは五色沼など見えようはずがない。

魔女の瞳に近づくことにして、家形山へ向かうルートを下りる。

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大正15年9月18日に遭難した福島女子師範学校生らの碑である。
窪んだ地形のせいか、ガスはかかっているものの、吹っ飛ばされ
るような風ではない。
ここへは初めて降り立ったので碑に向かい丁重に手を合わせる。

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五色沼方向を見ても、何も見えぬ。
ここはすり鉢状になっている沼なので、近づくのは危険だ。
わざわざこれほど接近しているのに見えぬとは、よほどに
嫌われたらしい。

雨から氷の粒になってきて、手がかじかむ。
諦めて、登りかえすことにし、軽アイゼンをつけていた時だった。
まちセンのH氏が「うぉ〜!」と歓声とも驚愕ともつかない
声をあげた。
何事が起きたのかと思い、その声の大きさに飛び上がった。

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感動的なシーンを用意してくれたみたいだ。
この日、彼女にお目にかかったのは、多分我々二人だけ。
posted by 山口屋散人 at 04:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 福島 | 更新情報をチェックする