2007年06月10日

東根堰から

その道の大先達であるTukaさんから挑戦状が届いた。
(一つ前のエントリのコメント欄参照)
いわく、これを知っているか?これは何だ?

命題は二つ。
@東根堰の高子隧道とは?
A大柳のマルタンクとは?

そんな訳で朝飯前に行って参りました。


DSCF0668.jpg

立子山で取水された用水は、山口、岡山、そしてこの画像の
岡島地区内は明渠(暗渠の反対語、又は開渠)である。
ともかく途中はカットして、大柳地内にあるというマルタンク
というものを目指すことに。

大柳というのはこの辺りだと見当をつけ、住民の方に聞いて
みることに。
初め、分水槽という語に首をかしげたが、東根堰のと言うと
「あぁ、マルタンクがい」とすぐに理解された。
あそこに見える青いペンキの鉄柵がそうだと言う。

DSCF0678.jpg

タンクという語感から、どういう物を想像したらよいのか
思い浮かばなかったが、こういうのもタンクって言うのかな。

DSCF0682.jpg

しかし、ヨイショとよじ登ると、なるほど「丸タンク」だったし、
「サイフォン」というのも理解できる。

DSCF0688.jpg

ここまで暗渠で来た用水は中央から噴出し、二箇所に分水される。
さらにその先では何箇所かに分水されるようだ。

DSCF0691.jpg

さて、それでは「高子隧道」を訪ねることに。
といっても実はどこのことだか分からない。
おそらくこのマルタンクまでの暗渠をそういうのだろう。
単に用水路に蓋をした暗渠ではなく、小高い山をぶち抜いて
いる導水路のため、隧道という名を頂戴したのではないのか。
ま、そういうことにして、用水が潜り込む所を探す。

地形図では岡島の工業団地の中から地下にもぐる。

DSCF0696.jpg

工業団地内を横断する?用水路というのも、似合うような
似合わないような、なんと表現したらよいのだろう。

DSCF0698.jpg

潜る地点をつきとめた。
しかし、会社の地内であるために近づけない。

DSCF0700.jpg

先回りして見てみることに。

DSCF0702.jpg

今、自分が立っている地点あたりから、高子隧道と呼ばれる
暗渠があるのではないだろうか。
工業団地が造成された時、駐車スペースの拡大のために、
明渠部分に蓋をしたのではと考えられる。
よって、残念ながら煉瓦作りの坑口は見ることが出来なかった。

           猫


追記

TUKAさんから、このような書き込みがあった。

「下から2番目の画像も笠石や要石がある凝ったデザインの隧道」

なぬっ?とあわてて、画像を確認してみる。
縮小をかけない元の画像はこうである。(トリミングをしてある)

元画像トリミングDSCF0700.JPG

さらに150%拡大してみると

元画像トリミング拡大150%DSCF0700.jpg

なるほど、見落としていた。
単に土地の有効利用だけであれば、このような図柄である訳が
ないし、こんな半端な上蓋のかけ方でもないだろう。
元々の坑口であるということか。

むむっ、恐るべし、TUKA大先達!

尚、「もんも」さんという方からも書き込みがあり、高子隧道
というものが他に存在するらしいので、これに関しては全部
チャラということでご了承願いたし。
posted by 山口屋散人 at 13:26| Comment(5) | TrackBack(0) | 福島 | 更新情報をチェックする