ような物を背負った集団がぞろぞろと鉄山方面に登って行く。
きっと、どこかの大学の山岳部がクライミングか何かの練習に
行くのだろう、でもあのマットみたいな物は何に使うのだ?
と思っていた。
今回もまた、沼尻スキー場の上にある駐車場には、その時と
同じマットを準備している人達が何組か居た。
通りすがりに「これ、何に使うんですか?」と聞いてみると、
岩を登るのだそうだ。
ボーダリング、だか、ボードリングというスポーツだと言う。
マットは怪我をしないように岩の下に敷くのだそうだ。
マットを後学のために触らせてもらった。
ごく普通の寝具マットのような感触だった。
胎内岩へのアプローチの途中、その岩登りの様子を見ること
ができた。岩というよりも大石登りみたいだ。
何というスポーツなのか、帰ってきてから調べてみた。
「 ボルダリング 」というらしい。
そして、あのマットみたいな物はクラッシュパッド。
岩登りの靴が特殊なもので普通の靴のように衝撃を吸収でき
ないので足や足首の怪我防止や不時落下した時のためのパッド
だという。
ここはごく普通の安達太良山への登山ルートの一つなのだが、
我々みたいに野湯が主目的のグループもあり、こういう頂上を
目指さない岩登りのグループもある。
色々な楽しみ方があるものだ。