2007年08月23日

戦闘中

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学生時代、東京都下C市で手話の市民サークルに入っていた
ことがある。
大学は別だったが、その時一緒に活動した、いや遊んだ神戸
在住のK氏が北海道旅行からの帰り道に福島に立ち寄った。

実は彼は三年前に脳梗塞を起こし、体に障害が残ったそうだ。
そんな彼に会うのは正直ためらいがあった。

ノー天気で鈍感力のかたまりのような関西人の彼の、リハビリ
に汗を流しているような姿は見たくなかったのだ。

しかし彼は自らの足を運び、わざわざ福島に立ち寄り、おのれの
姿をさらけ出しに来た。

駅の改札口で彼を待ち受けた。
リックを背負い、不自由な左足を引きずるように彼は確かに
歩いてきた。
小デブだった彼が、ずいぶんと痩せほそり、2年先輩のはずが
10年も年上に見えた。

「やぁようこそ、久しぶりだね」と右手を差し出し握手する。

意外に強い握力で握り返してきた。
「我、只今戦闘中」のメッセージだった。
posted by 山口屋散人 at 16:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする