2008年03月10日

几号(きごう)水準点

「き」と打って変換キーを押す。
マイクロソフトIME2003では一番最後に出るのがこの「几」だ。
「几号」と書いて「きごう」とは普通は読めない。

ともあれ、この几号水準点というものがあることを知った。
今の国土地理院でも使っているものかというと、そうでは
ない。
明治維新政府が、地籍測量や地図作成のために、マクヴィンと
いう英国人を雇い、測量させた時の名残りなのである。

詳しくはこちらのサイトへ。「几号水準点 明治初期の水準点

それによると、福島市内にも4ヶ所ほどあるらしい。
この間行った松川のめがね橋の近くの天満宮にもあるという。

DSCF1062.jpg

残念ながら、画像を拡大してみても判別できなかった。
さればとばかり、車で数分の文知摺観音の道標を見に行く。

DSCF1213.jpg

何度もここは通りながら、この道標には気づかなかった。
「信夫毛チ摺観世音」と書いてあるようだが、このペイントが
安っぽいのと石が新しそうなので気にも留めなかったのだろう。
(脇にも何か書いてあるのだが、拓本でもとらないと読めない)

DSCF1216.jpg

この漢字の「不」に似たマークが「几号水準点」だ。
明治8年に東京ー塩釜間の水準測量の際、記されたものだ。
ちょっこら動きそうもない灯篭、鳥居、道標、橋台などが
利用された。
と言っても、ざっと百三十年。
多くは忘れ去られ、動かされ、壊されているのもあるらしい。
伏拝にある共楽公園内の几号水準点などは、よくぞ発見して
くれましたね、という神がかり的なもののようだ。
posted by 山口屋散人 at 05:30| Comment(5) | TrackBack(0) | 福島 | 更新情報をチェックする