
右側が通常の中華麺、左側がうどん粉で作った中華麺。
「うどん粉で作った中華麺?」と疑問をもたれるかも知れない。
小麦粉はメリケン粉とも言われるし、おおざっぱに「うどん粉」
と言っても間違いではない。
小麦粉は用途によって、強力粉、中力粉、薄力粉と分かれる。
強力粉はパンや中華麺、中力粉は主にうどん、薄力粉は天婦羅など
に使われる。
では、何故にうどん粉(中力粉)で中華麺を作ってしまったか。
答えは簡単なのである。
間違ったのである。
いつも強力粉がある場所に、たまたまうどん粉が置いてあった。
確認しないでミキサーへ放り込み、練りこみ始めたのである。
かん水の入った水を加水すると、いつもと色の変化が違う。
あんりゃ?とは思ったのだが、日によって多少の変化はある。
気が付かず、練り上げるも、手で触った感触が違った。
ここで初めて、ひょっとして・・と粉を確認した。
「ガ〜ン」
20年くらい前に一度失敗したことがあったが、それ以来だ。
実はこのうどん粉、当店の小麦粉の中では群を抜いて値が高い
うどん専用粉なのである。
勿体ないことをしてしまった。とは言っても、店では使えない
ので捨てようかと思ったのだが、汚い訳ではない。
自家用にすべく、少し太めに製麺してみた。冷凍にでもしてお
けば保存も可能だ。
で、この麺、食べてみたがそれなりにいける。
どこかのラーメン屋さんで、こういう麺にあったこともある。
「こういうのも作ろうか」と家人に提案すると「こんなのは
ウチのじゃない!」とあっさりと却下。
posted by 山口屋散人 at 00:09|
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麺類学
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