珍しく午後零時半まで寝てしまった。
起きて直ぐいつも在宅の折につけるTVチャンネルに合わせる。
(なんでも鑑定団なんだけどね)
福島の放送の場合、多分、半年近くの遅れくらいのはずだ。
ご当地鑑定は、隣県白石市であった。
お城(片倉小十郎)の白石城天守閣が画面いっぱいに映る。
(西郷輝彦のお城ね、と、つい思ってしまう)
高々30`くらいの距離であるのに、実は見たこと無い。
「行ってくべえ」 ・・ 前から思ってはいたのだ。



ちなみに天守閣見学だけは300円。


近くの武家屋敷は見学料200円。
少し歩く必要があるが、その途中の方が、かえって感動的。


白石市はまだ男女共学でないらしく、天守閣を挟んで、白石高、
白石女子高がある。
その白石女子高に沿って、武家屋敷に向かうのだが、用水路が
素晴らしい。
(地図で調べたら、白石川から引いた用水路のようだ)
生活用水に使った跡が、暮しと共生していた様子をうかがえさせる。
今時、用水を使った痕跡が残っているのだ・・




用水路に沿って行くと武家屋敷がある。
「片倉家中」とある。
伊達政宗にとっては、陪臣になるのか、直臣となるのか、
この表現では如何とも判別し難いが、片倉家の家臣という
意味だろうと勝手に解釈する。
見たところ、中農の百姓家と変わらない。

帰り道、また郵便ポストがあった。ここでも現役だ。
その郵便ポストと醤油醸造のお店の煉瓦造りの煙突の対比が
旅情を誘った。

白石市とは、正直言って近いためか、その先の仙台市のために
霞んでしまうのか、印象は薄い。そのため、何故か軽んじてしま
うのだが、なかなかどうして、素晴らしい町ではないの。


帰り道、白石市駅前の「うーめん」屋さんに寄って食する。
一言で表現するなら、家人と二人で1800円位払ったのだが
惜しい、勿体ないと思わなかった。そういう店だった。