記念碑等を見ることができる。
が、在来線は何年も乗っていない。
車で行ってちゃんと見てみることにした。
昭和24年に起き機関士3人が死亡した全国的な有名事件だ。
前年の庭坂事件も同じく3人の死者を出しながら全く忘れ去られている。
それに対して、この事件を有名にしたのは20名の逮捕者を出したことだ。
「旧4号線から美郷団地に入り、そのまま陸橋を渡ると下に記念塔が見える。」
その情報だけを頼りに、後は現地で何とかしようと出かけてみた。
陸橋から塔が見えたので、Uターンして団地に戻り、何とか見える所を探す。
ヤブが邪魔だったので、がさがさかき分けて行くと、慰霊碑が真下にあった。



農道のようなものがあるので、車でも行けるはずである。
と言うことは踏み切りを探して・・
ナビを最大限に拡大して、この辺りと見当をつけ南下する。
実に分かり難い。
踏み切りがあったので、すぐ左折する道を選択し正解。
事件とは無関係ながら、何とも言いがたい大石が途中の畑にあった。
道祖神ということだが、石の他は何もそれらしい物が無かった。

殉職慰霊碑とお地蔵様、少し離れて労組による「謀略忘れまじ松川事件」の碑。
この碑文に、先ごろ話題になった「暴力装置」という単語が出てくる。
この碑は1999年建立とあるが、その当時もこんな言葉を使っていた・・?



記念塔の方へ行ってみる。
軽自動車でないと行けないような農道である。



この塔は裁判を支援してきた人たちが建てたものらしい。
広津和郎が碑文を書いたとある。
公園(松川記念塔公園)とあるが公立の公園とは違うような気がする。
東屋などもあるが、寛げるような雰囲気ではなく何か変な場所だ。
何故、この場所なのかというと、正面に事件現場である上り線のカーブが
良く見渡せるからであろう。(現在は下り線)
この記念塔公園まで車では入れない。
駐車場は無いし、そのままバックで戻るようになる。
危なそうなので、車を置いて歩いて正解だった。
