
「7号橋梁」というプレートが読み取れる。
車道として造られた橋ではあるが、車が通れなくなって20年以上は過ぎているだろう。
場所はこの辺りである。
13号線大滝集落跡から茂庭に抜ける蛇体道というソマ道が存在する。
いや存在するはずなので、確かめるべく、ちょっこら探索に行ってきたのだ。
大滝からは徒歩で片道2時間の峠までは歩いている。
地形図から考えるとこの辺りに出るはずである。
まだ落葉も半端ではあるが、よほど見えるようになったろうと期待した。
烏川の支流を登り(釣り人のか踏み跡あり)右俣にあるであろう道を探す。
が、とても周囲の状況からあるようなものではない。
地形図とは実感が異なる。
ではよくある尾根道かと、とりあえず登ってみる。


何となくあるような無いような・・
ワイヤーは落ちていたが、それ以外に手がかりは無い。
息を切らしながら30分ほどさまよったろうか。
諦めて戻ることにしたのだが、少々角度を誤認して降りてしまった。
比較的単純な山であるから、何ということはないだろうと思ったのだが、
左俣の沢に下りることになってしまい、進退がきわまる。
6メートルもの滝に出てしまったのだ。

同行のF班長愛用の得物であるピッケルは危険なトラバースの途中で折れた。
しかも先端部分の回収など不能の状況だったそうである。(右は小生のピッケル)



結論として言えば、目論見は外れた。
強引に道を探そうとしたが、ここではない。どこか別な場所だ。
う〜ん、そもそもこの7号橋梁は茂庭ダムの提体から14キロの地点なのである。
ここまで行くのもタイヘ〜ン。
ところで、熊が出た〜!

と、一瞬ぎょとした。