森合運動公園に隣接して、ふたつやま公園がある。
そこにある地図案内板は森合地区の史跡案内版でもあった。

我が家から徒歩1分の辺りに「筆子塚」とある。
ここいら辺はワンコの散歩で頻繁に通るのだが、気づいたことはない。
筆子塚とは、要は寺子屋の師匠がお亡くなりになった時に、教え子たちがその遺徳を
しのんで建てた供養塔である。
はて、宅地化がすすんで、どこぞの家の塀の中か・・とすると見られない・・
ということで、過日市立図書館に出張って、「森合郷土史」という本に頼った。
監修は安斎昭三先生で、小生が高校時代に倫理社会を習った方だった。
(余談ながら海兵出身なので、よくその話を聞かされた。確か昨年逝去された。)
それによると、小さな墓群の中にあるらしい。
ということは、少なくとも誰かの家の塀の中ではなさそうだ。
とすれば、あそこの一画にあるに違いない。



畑の周辺をよく観察すると、何となくそれらしいのが見つけられる。
畦を通らせてもらって近づく。
(住宅地の中の畑は、他の家の庭先を通るようで、それなりに気を使う。)


「筆弟中」という字が読み取れる。これに違いない。
菅野家とあるが、この近くに中学校長を勤められた方がおられるが、関係者なのかも。
場所は特定できたので、あとはワンコ抜きにして、ゆっくり見させてもらおうと思う。