新しいタイプの選手が出て来たということだろうか。
明日は防災の日。
消防団には20年間居たのだが、この日は屯所に朝の6時集合だった。
そして広報活動をし、7時の時報に合わせてポンプ車のサイレンを1分間鳴らし、
誰か一人が屯所の脇にある火の見櫓に登って、半鐘を叩く。
カーン、カンカンカンの1点、3点の鳴らし方だったと思う。

この役目を数年間やったろうか。
火の見櫓は高さは10メートルあるかないか。
人が立つところは、8メートルくらいの高さだろう。
二階建ての屯所の屋根の高さを越えたあたりから、ちょっと怖い。
まさかこの梯子は大丈夫だろうなと心配になり、手に力が入る。
そして上に行くほど、自分の体重で揺れが大きくなる。
そんなことで、実は消防団員の半分は怖くて登れないのである。