

大正9年生まれの母は、戦死した同級生の男子の大半が餓島で亡くなった
とよく言っていた。
あだたら高原美術館AOという所で、ガダルカナル島の戦争遺跡の展示
があるとの新聞記事を読み、訪ねてみた。
日本陸軍の銃剣(バヨネット)というものを初めて見た。
水筒の銃弾跡、貫通跡も、現世では表現の言葉が見つからない。
展示の中に県内各地の亡くなった英霊の姓名、所属、階級、出身市町村等の
書かれた新聞のコピーも展示されていたのだが、発行日と新聞社名が読み取れない。
館内の女性に聞いてみたのだが、あいにく担当不在で不明とのこと。
それには例えば福島市であれば何町出身まで書かれていたのだが、近所周辺
の名をあたっても、特定できるような姓名は見つけられなかった。
(開館は金、土、日のみ)