2008年08月05日

誰に責任があるんじゃい?

DSCF2550.jpg

事の発端は昨日である。
店の向かいの道路上にある止水栓から水が漏れていた。
料亭跡地の高層マンション工事の振動が原因かも?
そんな訳で、今日は朝イチに水道工事を始めることになった。

ここまではただの水道工事である。

事故は店の暖簾を出す時間(11:30)1分前に起こった。
「わぁー!」という悲鳴とも歓声ともつかぬ声とともに
現場から水が吹き上がった。
なんと我が店への給水管を誤って切断してしまったのだ。

とはいえ、10分もあれば又接続できるのだろうと軽く考えて
いたのだが、そうでもないらしい。
「給水車を呼んでいます」との説明に初めて事態の深刻さに
驚いた。

水が無ければ蕎麦を洗えない。手も洗えない。釜のお湯が
減っても足す水が無い。トイレも流せない。
あ〜あ、いったい、どーすんの?

暖簾を出すわけにはいかない。
急遽、貼り紙をした。
「急な断水のために様子見をしております」
我ながら変な文章だなと思いながらも、家人に貼らせた。

それでも常連のお客様は何人か入って来られた。
事情を説明し、不完全な調理に御理解をいただいて、作れる
ものは作って出すことにした。

DSCF2547.jpg

30分ほどして給水車は到着した。
しかし、すぐに使えるわけではない。
我が店の水道管に接続するというのだ。

DSCF2549.jpg DSCF2546.jpg DSCF2548.jpg

何も接続まですることはないだろう、と思ったのだが、トイレを
使えるようにするためには仕方がない。客席の手洗いもそうだ。

この接続が終わって、暖簾を出せたのは12時30分だった。
すでに祭りは終盤の時間だった。

給水車の水は少し温度が高かった。
冷水の用意はしていなかったので、ぬるい蕎麦を出すしかなく
ピリッとした蕎麦にはなりようがなかった。
何よりも一番のゴールデンタイムに仕事が出来なかった。
わざわざ来てくれたお客さんを何人も帰してしまった。
我家はこれで飯を食っているのだ。

そう思うとだんだんと腹が立ってきた。

工事の終わりに現場監督が挨拶に来て、詫びを言い、そのまま
帰ろうとするので呼びとめた。
我が店の受けた損害はどうなるのですか?と。
現場監督は困惑した様子で、私には権限がないと言うので、では
権限のある方を呼んでください、と要求した。

1時間ほどして現場監督は上司という方を連れてきた。

上司という方の論理はこうだ。
「不可抗力とも言うべき事故である。そしてその後の処置は
最善の策をとったはずであり、補償という前例もない」
公務員とはそうしたものかも知れないが、同じ事を何度でも
繰り返して言う。

それに対して、こちらの論理はこうである。
「悪意があってしたことではなく、過失が無くても起こりえる
事故ではあろうことと、その後も最善を尽くしてくれたであろう
ことは認める。しかし、現実に当店は損害を被っており、それに
対しては例え無過失であろうとも、補償の責を逃れるものでは
ないんじゃないでしょうか」

損害といっても、算定するのは難しい。

一対二の1時間ほどの交渉を持った。
アホらしいなぁ、とも思いつつ、お人好しに事を済ますのも
アホらしい。決着はみなかったが、さて、どうなりますか。




posted by 山口屋散人 at 21:45| Comment(3) | MEN類学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやいや災難でしたね。
医療過誤に近いところがあって、「誤って切断」したことを認めさせないと、すべて「不可抗力」で済ませようとするでしょうねぇ。不可抗力とは「必要な予防措置を講じて尚損害を防ぎきれない」ものを言います。
つまり誰がなぜ貴店の水道管を切断したのか、そこを特定することが近道だと思います。

しかし役人は頭がカタイ。「局員全員でランチに来ますので、ここはひとつご勘弁ください」くらいのことが言えんのかねぇ・・・。
寅パパ
Posted by 寅パパ at 2008年08月06日 09:12
あらら。何とまあとんでもない事になりました。
えらいこっちゃであります。
自分の知らぬところから当事者に引き込まれる
理不尽さと後始末をさせられる理不尽な理屈。
家族のためにケッパレ。
Posted by 一元さん at 2008年08月06日 09:51
ケッパレ・・と言ってもテエヘンだげんちょもなや。
      ヤレヤレ。
Posted by 一元さん at 2008年08月06日 10:02
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。