2004年04月12日

この男にして

 先週の金曜日、同業の長老的存在の方のお通夜に列席してきた。
その席でその長老の甥で、彼自身の実家も同業(波来屋さん)である、菅野宏昭君に会った。(小中高と同級)

東京芸大の声楽科を出て、声楽家としてオペラ等にも出演し、音大でも教えている。その彼とすこし話をすることができた。

イタリアから帰ってきたばかりだとのこと。
「何しに行くんだ?」と聞いたら、
習いに行ってきたんだ」と言う。(彼はこう表現した。)
イタリアに尊敬する先生がいて(もう80歳に近いらしいが)ちょこちょこ行くらしい。

「この歳になってもまだ習うもんなのか?」
「学ぶべきことが多い。それを学んで学生に教えなければならない」とのたまう。

すでに彼はプロの世界で十分に認知、評価されている男である。
この男にして、まだ学び続けている。師弟の礼をつくしてである。


posted by 山口屋散人 at 22:36| 福島 | Comment(4) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実はオレ、印刷業でメシを食ってたころ、毎年のように「ふくしま第九の会」の合唱のバスパートに参加してました。
いつだったか、菅野宏昭サンがソリストとして来演されて、演奏会終了後、音楽堂から打ち上げ会場の西口エルティーまで、タクシーに同乗したことがあります。
十何年も前のことで、「オレの高校のヒトツ下か、後輩にも大したモンがいるもんだナ」なんてくらい若々しい成長・発展中の声楽家だった印象が残ってます。
ところが、リンクから近影を見てみれば、オレより10年くらい先輩に見える声楽大家の風貌じゃねぇの!!
彼には声楽界の頂点まで登りつめてもらいたいものです。

Posted by あづま・エビス at 2004年04月15日 03:33
第九の会?エビスさんが?・・・・・サプライズ!!(失礼すマスタ)
ドイツ語を原書で読むエビスさんだから、第九くらいは屁のカッパでしょうけど、こういう趣味があったとは・・・やっぱしサプライズ!

そういやぁ、私も小学校では選抜されて彼と一緒に合唱隊なんかやらされていましたっけ。今は年に一度くらい無理やりカラオケをやらされる程度です。
Posted by 山口屋散人 at 2004年04月15日 20:27
以前はクラシックが趣味で、オーディオ・ビジュアルの装置を備え、CDやオペラやバレエの映像ソフトは山ほどあるんですが、
タクシーを転がすようになってから、そしてパソコンを始めてから、そっちのほうはすっかり冬眠中です。
Posted by あづま・エビス at 2004年04月17日 18:48
うへぇ〜!
さすがに哲学修士は違いまんな。
恐れ入りました。
Posted by 山口屋散人 at 2004年04月18日 19:57
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