危うくこの川(摺上川)のここでハマルところであった。
つかんだ枯れ枝がポキッと折れて、おっとっと。
現場はちょっと深そうなところである。

バランスをくずしながら、一瞬の間に「今後の予定」を
考えた。
まず、立つことは無理だろうから、泳がねばならぬという
ことを覚悟しよう。心臓麻痺を起こすほど、まだ冷たくは
なかろうし、衣服を着て泳いだ経験はないが、流れに身を
任せながら岸までの距離である。大したことはあるめえ。
荷物はウェストバックに財布と携帯電話だが携帯はダメだな。
泳ぎ辛い時は、靴を脱ぐ必要があるかも。と言っても、岸に
上がってから靴がないと不便だし、他のメンバーの手前、
恥ずかしいから、手にもって泳ぐことにしよう。
そうすれば「さすがですねぇー」なんて言ってくれるかも。
まー、だいたいそんな所かなー。
ほんじゃ、ドッポ〜ン!
・・とはならずにすんだ。

危ない状況ながら、割合冷静だった。
後で見ていたF班長のほうが焦ったかも知れない。
記念に写真を撮ってきたのだが、あらためて見ると恐そうー。
頭をよぎる思いを、言葉にするとなんと可笑しいですね。
ねっ、TUKAさん。