
5月ともなれば、やはり魔女の瞳に挨拶してこなければならないだろうと考える。
行かないことには何か落ち着きが悪い。

浄土平の奥の方の駐車場。裸地での測定値。
酢ヶ平から一切経に登るのは久しぶりだ。このところ下山路に使うことが多い。
そのせいか、こんなにシンドかったっけ?と言うくらい息切れした。



頂上に出るとさすがに風が強い。気温は5度。
魔女の瞳の写真もそこそこに下山。
少し下ったところで風が弱まったので、ここでも放射線量を測ってみた。
何故か、浄土平と同じ。(標高は300m位は違うのだが)

帰路、久しぶりに鎌沼をぐるっと歩いて姥ヶ原へ出る。
姥神さまにもご挨拶しなければ、吾妻の山を歩けない(ウソ)。

その姥神さまのご利益か、この鎌沼を歩きながら、何度つぶやいたろう。
「うっひゃ〜綺麗だね〜」(単独行なので独り言ぶつぶつ、老化・・)



「現世と来世の境」、ということは、「この世とあの世」の境にいて見守るという姥神さま。
確かにここまでの山容とこの先の谷地平に向かう道の違いようは甚だしい。
まるで陽と陰で、夏などの植物が繁茂する時期は薄暗く不気味な登山道である。


