2009年12月21日

日経新聞から

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ここに載るというのは、彼はこのジャンルで一家を成したということだろうか?

特に彼のことは好きでも嫌いでもないが、万世大路をこよなく愛する
身としては、彼に荒らされてしまったという感じがしないでもない。
ネット時代の申し子的なところがある彼の評価は、まだ先か。
posted by 山口屋散人 at 20:23| Comment(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2008年08月29日

エピローグ 誰に責任があるんじゃい

通算で四日目となる日、件の職員氏、上司を連れて来店。
しばらく交渉が中断した詫びをいれ、一連の事故について
全面的に責任を認めるという話になった。

そして、補償の問題へと移る。
小生の希望は現金のやり取りはどうもいやなので、水道
料金の減免とかで相殺することであった。
しかし、それはそういう制度が無く、不可能とのこと。
むしろ水道局としては現金の方が良いという。

では仕方がない。
こだわるような問題でもない。
金額の交渉へと移る。

向こうから、「一回(二ヶ月分)の水道料金相当分ということで
どうでしょうか?」 と提案があった。
一時間営業出来なかった補償としては、ちと多すぎる。
それを言うと、「では○○くらいでは?」と端数を切下げた
数字を出してきた。
それでも実績からすると、貰い過ぎになる。

「では、その半分ということにしませんか?」とこちらから
提案した。だいたい妥当な線であろうと思われる金額である。
すると、「いや、迷惑料ということもありますから・・」と言う。

しかし、故意にやられた訳ではないし、これは「お互い様」で
ある。何よりもこのアクシデントで余計に儲かるというような
ことはしたくない。

ということで、めでたく妥結。


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翌々日、菓子折りも持参で、補償してもらい一件落着。


    犬

一人で立ち向かうのはなかなか容易ではなく、さりとて議員
さんにお願いして・・ということもやりたくはありませんで
した。まして卑劣卑怯な方法はとるべくもありません。
そしてこういう時、同業組合というのは役に立つのかな、など
と考えもしました。
ま、最終的にはどうやっても勝てる勝負だと思っていましたので、
いざとなれば費用はかかるにしても法的手続きをとる、と覚悟を
していました。
そこまで行かずに解決を見て、気の重い煩わしさから解放され
たような思いです。

皆様には大変御心配をおかけしました。(ペコリ)
(この項には同じ理由からコメント無用とお願いします)

posted by 山口屋散人 at 22:06| Comment(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

その3 誰に責任があるんじゃい?

      犬

やって来た職員氏、また同じ事を繰り返す。
さかんにしゃべりまくるのだが、意味するところは分からない。
言語も不明瞭なれども意味も不明。
「今後二度とこうした事故が起こらないように十分注意しまして・・」
と議会の答弁か謝罪会見のようなことを言う。
(そういう謝罪は多数の人間を相手にしている時にじゃない?)

色々しゃべるのだが、だからどうなの?と言うことが分らない。
ついにはこう言うはめになった。

「あのね、俺、少し頭悪いから言ってることがよく分らないんだ。
特に国語は不得意だからもう少し分るように言って」と。

      犬

進展したことは、事故を不可抗力と言わず、不注意であったとし、
それに対しての管理監督責任は水道局にあると認めたこと。

そして昨日の業者が差し出した封筒は、水道局としての指示ではない
こと。そのように仕向けたことも無いとのことだった。
つまりは業者側が勝手にやったことであるという。

そう言われれば仕方が無い。
そして当店の受けた損害を補償する気があるのか無いのかを聞いた。
補償する気はない、と言う。
では、無駄だから話し合いをするのは止めましょう、と提案。
補償の算定方法や弁済方法をめぐっての話し合いならまだしも
最初からやる気がないのでは話にならない。

「そうとなれば、こちらとしても取る方法がありますから」
と話を打ち切ろうとすると
「あの・・どんな方法をとるんですか?」
と不安げに聞いてくる。

「違法な方法は取らないから御心配なく」と答える。
何せ、こちらは全くの無過失であり、一方的な被害者側である。
どこをどうやっても勝てる勝負なのだが、この職員氏、当店を
バカにしているのか、食堂業の11時半から12時半まで営業できないと
いうのがどの位のことであるのか理解できないようなのだ。

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とれる方法は色々あるが、面倒なことになったな、というのも実感。
しかし、こうなると業界のためにも泣き寝入りは出来なくなった。
この事件については格好の教材となりうるので、県の同業組合の
広報誌(季刊)に書くつもりだが(実は連載枠を持っている。その
下書きとしての意味もこのブログにはある。)材料を提供して
もらったから、それでいいや、というものでもない。
無責任な当て逃げのような行為は許せない。

そういう状態で、お盆休戦中なり。

      犬


「お願い」
この問題はブログの内容としては適切でないかもしれません。
そういう意味でも微妙な問題を内包していますので、コメントは
入れないでください。入れば内容に拘らず削除させていただきます。  
posted by 山口屋散人 at 19:12| Comment(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

続・誰に責任があるんじゃい?

事件の翌日から動きはあったのだが、怒り心頭に発したり、
うんざりしたりして頭から血が下がるのに時間を必要とした。

             犬

経過を記すとこうなる。

翌日の午前中、留守の時に三人が訪ねて来たと母より聞く。
1時間後に電話があり、局の職員と現場監督、施工業者の
三人でこれより訪ねて良いか、とのこと。
午前中は蕎麦打ちや仕込みで会談どころではないので断り、
夕方に時間をとることになった。

夕方、三人がやって来る。
局の職員氏、言うことは相変わらず同じことの繰り返し。
要約すると「不可抗力の事故で、ベストを尽くした。だから
それで良いはずだ」

昨日と同じことの繰り返しは時間の無駄だから止めましょう
とうんざりして言う。
それにあまり「不可抗力」という語を使うので
「貴方は再三、不可抗力という言葉を使うが、素人が掘って
いるわけじゃなし、ここいら辺は危ない箇所だというのは
業者さんならプロだから分かるはず。であれば、細心の注意を
はらって進めるべき所なのにそれを怠ったということなんじゃ
ないですか?」と業者さんの方に顔を向ける。

この業者さん、わりと正直な人のようで
「確かに手で掘り進めるべきでした」とあっさり認める。
これ以後、職員氏、不可抗力という言葉を使わなくなる。

小生、先手を打ったつもりで
「で、今日はなんで三人なんですか? 私は業者さんと交渉
するつもりはありませんよ」と職員氏に言う。
職員氏はお詫びと事故の状況を説明するために同行したという。

業者さんは改めてもぞもぞと詫びを言い、封筒を取り出す。
「お詫びということで・・」

・・・そういうことかい・・・小生の頭に血がのぼった。
そして自分で見える鼻の先が白く変化してきた。
怒りのために顔面が青ざめてきたのだろう。

怒鳴りたいのをがまんして、搾り出すような声で
「嫌なやり方をしてくれましたね」と職員氏をにらむ。
職員氏、当事者でなく第三者のような顔をしている。

うちの店と業者さんの問題にしようということか。
役所という所はそういうふうにして責任を回避するのか。
実に不愉快極まりない。
「舐めんじゃねぇぞ、このヤロー!」という下品な言葉が
頭の中をぐるぐると廻っていて、つい口に出しそうになったが
「いただくわけにはいきません、別に考えもありますので今日の
ところはお引取りください」と立ち上がり、三人を追い返した。
この間、10分少々。

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まずまず役所というところはそういうもんなのかと、この歳に
なって実感する。
しかし、冷静になって考えてみると、そういう決着のつけ方が
水道局としての解決方法なのか、言質をとっておくのだったなと
思った。多分、そうです、とは言わないだろうが。

         犬

そして、その翌日(昨日)、職員氏一人でまた夕方にやってきた。
少々、怒りがぶりかえしたが、ウンザリという方が正確だろうか。
職員氏にとっても、仕事とはいえご苦労さんな話だ。
この点だけは同情する。

         犬

長くなったので、その時の話はまた次回。


         むかっ(怒り)

「お願い」
この問題はブログの内容としては適切でないかもしれません。
そういう意味でも微妙な問題を内包していますので、コメントは
入れないでください。入れば内容に拘らず削除させていただきます。  

posted by 山口屋散人 at 21:52| Comment(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

誰に責任があるんじゃい?

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事の発端は昨日である。
店の向かいの道路上にある止水栓から水が漏れていた。
料亭跡地の高層マンション工事の振動が原因かも?
そんな訳で、今日は朝イチに水道工事を始めることになった。

ここまではただの水道工事である。

事故は店の暖簾を出す時間(11:30)1分前に起こった。
「わぁー!」という悲鳴とも歓声ともつかぬ声とともに
現場から水が吹き上がった。
なんと我が店への給水管を誤って切断してしまったのだ。

とはいえ、10分もあれば又接続できるのだろうと軽く考えて
いたのだが、そうでもないらしい。
「給水車を呼んでいます」との説明に初めて事態の深刻さに
驚いた。

水が無ければ蕎麦を洗えない。手も洗えない。釜のお湯が
減っても足す水が無い。トイレも流せない。
あ〜あ、いったい、どーすんの?

暖簾を出すわけにはいかない。
急遽、貼り紙をした。
「急な断水のために様子見をしております」
我ながら変な文章だなと思いながらも、家人に貼らせた。

それでも常連のお客様は何人か入って来られた。
事情を説明し、不完全な調理に御理解をいただいて、作れる
ものは作って出すことにした。

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30分ほどして給水車は到着した。
しかし、すぐに使えるわけではない。
我が店の水道管に接続するというのだ。

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何も接続まですることはないだろう、と思ったのだが、トイレを
使えるようにするためには仕方がない。客席の手洗いもそうだ。

この接続が終わって、暖簾を出せたのは12時30分だった。
すでに祭りは終盤の時間だった。

給水車の水は少し温度が高かった。
冷水の用意はしていなかったので、ぬるい蕎麦を出すしかなく
ピリッとした蕎麦にはなりようがなかった。
何よりも一番のゴールデンタイムに仕事が出来なかった。
わざわざ来てくれたお客さんを何人も帰してしまった。
我家はこれで飯を食っているのだ。

そう思うとだんだんと腹が立ってきた。

工事の終わりに現場監督が挨拶に来て、詫びを言い、そのまま
帰ろうとするので呼びとめた。
我が店の受けた損害はどうなるのですか?と。
現場監督は困惑した様子で、私には権限がないと言うので、では
権限のある方を呼んでください、と要求した。

1時間ほどして現場監督は上司という方を連れてきた。

上司という方の論理はこうだ。
「不可抗力とも言うべき事故である。そしてその後の処置は
最善の策をとったはずであり、補償という前例もない」
公務員とはそうしたものかも知れないが、同じ事を何度でも
繰り返して言う。

それに対して、こちらの論理はこうである。
「悪意があってしたことではなく、過失が無くても起こりえる
事故ではあろうことと、その後も最善を尽くしてくれたであろう
ことは認める。しかし、現実に当店は損害を被っており、それに
対しては例え無過失であろうとも、補償の責を逃れるものでは
ないんじゃないでしょうか」

損害といっても、算定するのは難しい。

一対二の1時間ほどの交渉を持った。
アホらしいなぁ、とも思いつつ、お人好しに事を済ますのも
アホらしい。決着はみなかったが、さて、どうなりますか。




posted by 山口屋散人 at 21:45| Comment(3) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

人品こつがら

デパートの売り上げの八割は、顧客の上位2割で占める
そうである。
色々な見方が出来るが、ということは客の下位八割を
失っても、売り上げは2割方減るだけである。

家人は某デパートでエプロンを見ていて(もちろん、安い
値段の方から)高い値段の方に移動した瞬間、
「こちらは○千円以上になってます」と店員さんに言われ、
頭に血がのぼったそうである。

同じデパートで家人の友人のT子さんが洋服を見ていたら
「13号以上のものはおいてありません」と言われたそうだ。
彼女は立派な体格で、それ以来そのデパートには行っていな
いとのこと。

家人もT子さんも下位の一割にもならない客層なのであるから
そんな扱いも田舎のデパートならそんなもの。

我が店のような飲食店の場合、社長夫人だろうが、長屋の
おっかさんであろうが、ラーメンなら一杯が限度で、同じ
500円で終わり。
デパートのように2割のお客さんで8割方、売れないものか。

           猫

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デパートなら上位2割に入るだろう某社の社長夫人、我が
店のラーメンをお気に入りのようであるが、ヨイショをし
ないのでその点、少々お気に召さないみたい。
でもね〜、その爪楊枝の始末、あまり感心しませんぞ〜。

posted by 山口屋散人 at 22:22| Comment(2) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

財布が無い

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よくあるようで、実際には年に一度も無いことの方が多い。
勘定の時になって、財布が無いというお客さんである。

しかし、「よくあることですから、心配いりませんよ」と
毎週一回はあるようなことを、店としては言う。
こちらが気の毒に思うほど、お客さんが恐縮してしまうからだ。

財布を忘れたお客さんの対応は様々だが、不思議なことに、
大会社に勤めるエリート社員さんほど、顔を赤らめ、穴があっ
たら入りたいという様相をしめす。そして社に戻って一時間以内
には勘定を払いに戻ってくる。
「この次の時でいいですよ」といくら言ってもダメなのである。

きっと小さい時から、何につけ高い水準を要求されていたから
なのか、己の矜持がそうさせるのか、そういう高度の完璧さを
自分に果たしていたのでは、鬱になっちまいますぞぉ。

    猫

昨日、ひさしぶりに、お財布を忘れたお客さんが出たので。
posted by 山口屋散人 at 21:33| Comment(2) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

何気ないアイドルタイムの会話

近所のおやじ
「いつもの鍋焼き、お願いねー」

小生
「お客さん、悪りぃーけど今、おナベは全部出はらってんだ。
 おカマではダメだべがぁー?」

近所のおやじ
「わかった、わかった、おナベでもおカマでもいいから
 早く作ってくれ〜」

こうした会話手続きを踏まないと、作ってもらえない
お客さんもいる。

おナベ or おカマ

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2006年10月30日

刃物はいらぬ

駐車場1

「土方殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればよい。」

この頃、「困ったお客さん」がイラッシャラレル。
どこかのカルチャー帰りのオバチャン軍団である。
軍団と言っても四人様だが、駐車場を4台占領なのである。
(当店の場合、5台分しかない)
開店そうそうの早い時間帯であるので、ヤバイ。

食べ終わってすぐにお帰りになってもらえればそれは
それで良いのだが、その後、テーブルは談話室に変身する。
お店が混んでこようがおかまいなしである。

うちは「ゆっくり御食事を」という店ではない。
お願いだから
こんな汚い店でおしゃべりを楽しまんでくれ。
もっとオシャレな店に行ってくれ。
じゃないと、お仕事中のオジちゃんが困るでよ〜。
なによりウチの店も困るでよ〜。

posted by 山口屋散人 at 21:08| Comment(2) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

常連?

ディスクトップ1

PCディスクトップにここ三月ほど御滞在である。
右隅にある書きかけのW文書。 題名は「常連」。

書き出したら、筆が止まってしまって、そのままに
放っておいてある。

書き出しは、店側が思う常連と、お客自身が思う常連と
いう意識のギャップについてだった。

ところが、この常連というテーマを突き詰めていくと
商売の本質的なことに触れることとなり、迂闊には手を
出せない重いものであったのだ。

どこをどうやって料理し、どう整合性をつけるのか、
自分の考えの曖昧さもあって、現在腰くだけ中なのである。

posted by 山口屋散人 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2005年03月29日

食い意地?

以前は殆んどいなかったのだが、近頃は珍しくない。
海老の天ぷらの尻尾まで食べるお客さんだ。
さしずめ、[みのもんた]でも健康に良いなどと
TVでしゃべったか?

それはともかく、
こういうお客さんもいる。

tenntenn

このお客さんは時々こういうことをする。
解釈に戸惑う。

@ 天ぷらの出来が悪い。
A 安物(たぬき)では沽券にかかわる。
B 食いたいけれど、健康のため、食えない。
(おそらくBだと思う)

小生など[一汁一菜]で十分というタイプなので、
食卓が賑やかでないと目が寂しいという人の気持ちは
よく理解できない。
まして医師から禁止されている好物を
わざわざ鼻先にぶら下げるというのは・・?

このお客さんの天ぷらを揚げる時、当然ながら
気が入らない。しかし、手抜きするわけにもいかず、
その分、多分どこかに傷を負う。





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2005年03月18日

公ボク?

11時半、そろそろ暖簾を出そうかという時間だ。
電話が鳴る。
この時間の電話は大抵ろくな事はない。
時々来るお客さんからだった。
「お昼に行くから、カツ丼を作っておいて欲しい」とのこと。
まただ。
気持ちは分からんではない。(当店の場合、カツ丼は時間がかかる)
誰だって、すぐに食べられれば、それにこした事はない。
しかし、
この手の電話はお断りすることにしている。
ただ「準備はしておきます」と答える。
大体が後からノコノコやってきたお客さんにサッと完成品を出したら、
先に来て待っているお客さんに失礼というものだ。
皆、じりじりしながら、じっと待っているのだから。
それに皆この手を使ったら、こちらがパニックになってしまう。
この電話をかけてきたお客さん、そろそろ定年を迎えようかという
年代だが、その下の団塊の世代には無い、小ずるさを持っていそうだ。
取るに足らぬ些細なことながら、
市民、国民に奉仕するはずの公僕というのが、いささか・・


posted by 山口屋散人 at 00:28| Comment(1) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2005年03月03日

ひんい?

某ノンフィクション作家が言う。
「時代のキーワードはディセンシィー (decency 品位)だ」

この間、買った「センター試験1500英単語」には載ってない。
手元の辞書で調べると
礼儀(行儀)正しいこと、見苦しくないこと、上品、などとある。
単語の重要度ではDランクの語である。

引用された文であったので、意味づけはよく分からない。
単純に「衣食足りて礼節を知るべし」という意ではないだろう。

そう言えば、人の好き勝手とはいえ、
画一的にブランド物のバックを下げている
おねぇチャンからおばチャンにもいい加減、飽きてきた。
( 「うざったい」 って言うんだっけ?)
身支度を一流にすれば三流の中身がランクアップするわけではない。
そういう社会現象の後に来るのが「Decency」なのか?
であれば、理解できる。


decency


小生のサラリーマン時代、取引先の小さな会社に
こんな文句が掲額されていた。
「店格 商格 品格 価格」

何回目かの訪問の時に、社長さんに、この意味について聞いたことがある。
「商いには、この四つの格式がすべて必要なんです」

なるほど、この会社、規模は小さく、高収益を上げている訳ではないが、
堅実な経営で顧客の信用度は抜群だった。
posted by 山口屋散人 at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2005年02月26日

怪しい?お客さん

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二日前ほどのこと。
お昼の混雑も終わろうかという時間帯だった。

一応スーツを着てはいるが、得体の知れない怪しいお客さんが二人来た。
食べ終わって寛いでいるが、何となく崩れた感じ・・
そのくせ他のお客さんに油断のない目配りをしている・・

家人から手話で注意信号が伝えられる。
なるほど、ちと怪しいかも・・
一人は何となくクスリでもやってそう・・
まぁ、ヤーさんではないにしても、
まともな商売ではなさそうだな、と見当をつける。

と、そこへ、常連の体格のいい4人のお客さんが来店。
この方々は、知らない人が見たら、それこそそのスジの人。
(一人はパンチパーマなのだ)
ぞろぞろと入ってきたら、くだんの二人組みのお客さん
そそくさと勘定を払って、そそとお帰りになった。

4人のお客さん、席に着くなり、
しらっとして「何だか、怪しいヤツラだったねぇ」などと言う。

あのね、あんたらの方がよっぽど怪しいと思うよ、俺は。
やっぱ、
怪しい人は怪しい人に注意を払うものらしい。

家人いわく「格が違ったね」(それって褒めてんの?)
posted by 山口屋散人 at 00:02| Comment(1) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2005年02月05日

幽霊か?

一度殺された人は(死んだことにされた人は)長生きする、と言われている。

お昼時を少しはずして、ボロ自転車を操り、得体の知れない格好の
おじさんのお客さんがいた。
無駄口のきかない、どちらかというと無愛想なお客さんだ。
(胡散臭いやっちゃなーと内心思っていたのだ)

とある病院で偶然そのお客さんに会うことになってしまった。
小生が結石で痛む脇腹をかかえ、レントゲンを撮りに行くと、
なんと技師さんがそのお客さんだった。
むこうも小生の顔を覚えていたらしく
「あれ?蕎麦屋さんだよねぇ。どうしたの?」なんてことがあった。

その技師さん、月に三、四回来てくれていたのに、2,3ヶ月姿を現さなくなった。
そんな折、地方紙の訃報欄に××病院技師○○××というのを発見。
年齢もそんなもんであるし、確か名前も○○さんといったような・・

病院のレントゲン室で会ってからというもの、何となく打ち解けたような
関係になっていたので、「最近は疲れてなんねぇ」なんても聞いていた。

ともかく、その病院の看護婦さんもお客さんにいるので、
今度来店した折には訊ねてみようと思っていた。

ひと月ほど過ぎてから、看護婦さんが来店。
これこれこういう人なんだけれど、やはりそうなんですか?と聞くと
どうも間違いないらしい。
元気でいたのに急に亡くなったらしい。
頑丈そうな体のお客さんだったのだが・・

心の中で、そのお客さんの冥福を祈った。
やっと少しばかり親しくなったのに、こういうこともあるのだな、と。

さらに何ヶ月か過ぎた。
そのお客さん、ひょっこり現れてしまったのだ。
しかも髪の毛を紅く染めてきたものだから、
あの世から迷い出たのかと仰天してしまい、
足があるのか・・と下を見たくらいである。

そのお客さん曰く
「自転車が無くなっちまったもんで、来れなかったんだ」そうである。

彼は間違いなく長生きする。
うちの店では数ヶ月の間、殺されていたのだから。
posted by 山口屋散人 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2005年01月31日

秘伝?

開運福寿の秘伝

高いつもりで低いのは教養
低いつもりで高いのは気位

深いつもりで浅いのは知識
浅いつもりで深いのは欲

厚いつもりで薄いのは人情
薄いつもりで厚いのは面の皮

強いつもりで弱いのは根性
弱いつもりで強いのは我

多いようで少ないのは分別
少ないようで多いのは無駄

右条々自戒自照
長いようで短いのは一生

いつ死んでもよし
いつまで生きてもよし


ふらふら
ハテ、どこかで読んだような気が・・
ともあれ、とある機関紙から思わず筆記してしまった。
よく出来ているなと感心もするが、逆でも通用しそうな気が・・
posted by 山口屋散人 at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2004年12月21日

「カスカダリ」

かすかだり」または濁らずに「かすかたり

この辺の方言と思われるが、
漢字に直せば「かす(滓)語り」とでもなるのだろうか。
ただし、
滓(つまらん事)を語るな、という意味なのか
滓(つまらん人間)が語るな、と言うことなのかは分からない。
「カスカダッテんでねぇ!」という具合に否定的に使われる。
「良く知りもしない未熟者が偉そうにご大層なことを言う」
という場合に使われる言葉のようである。

この手の「かすかだり」
います、います、うちのお店にも。
一緒に来たお客さんのみならず、店内のほかのお客さんや
店の者にも聞こえるように、薀蓄をかたる人が。
そういう人にとって、
蕎麦などは奥が深そうで(実は深くない)
場合によっては高尚?な食い物にもなり、「」を自認するには
こりゃもう格好のエジキとなる。

まぁ、この手の人は資質の問題もあるのでしょうが、
やはり認識が甘い、もしくは見当ちがいが多い。
「おたくは何処の蕎麦粉を使っているの?」などと聞いたりするが、
実は答えなど、どうでも良いのだ。
こういう質問をする自分に満足し、蕎麦屋が通と勘違いしてくれることに
期待している。

天狗の鼻を折るのが仕事ではないので、
ごく当たり前に返答するが、内心はと言うと、

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テーブルの下で「べぇー」である。





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2004年12月15日

エンギモン?

ボン・クレ・マツリ(お盆と暮とお祭り)の時期は風物詩のようなお客さんが来る。
普段と違っている(違いすぎる?)お客さんだ。

普段は見かけない、イマドキ、こんな人いるの??という
良く言えば「ユニーク」悪く言えば「ハンジモノ」(方言か?)

大丈夫かな?ちゃんとお金持ってんのかな?と心配させ、
「無い」という時は、仕方ないから食わせて帰そうと覚悟させる人もいる。
(今までそういうケースは皆無であるが)

今は故人となられた業界の長老は
「そういう人はエンギモンだから、粗末にしちゃいけないよ」と言った。

エンギモンとは「縁起物」のことだと思うが、
例えば、福助や、仙台四郎のごときものか。

「福の神はさもない格好でやってくる」
だから、粗末にしちゃなんねえよ、と言う年寄りもいた。
(かなり含蓄に富んだ至言である)

「いよいよ暮がちかづいてきたんだねー」と女房が言う。
客席を覗くと、なるほど・・・。

福の神は「けんちんうどん」を召し上がった。

kyonyaku

この福の神の場合、こんにゃくが苦手のようである。




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2004年07月09日

しゃチョー?

二十数年もこの商売をやっていると、
けっこう傑作な場面に遭遇することもある。

数年前の話。
県内各地に支店営業所を持つ某自動車ディーラーの
社長さんが一人で来店。
蕎麦を食べているところへ、中年と若手という二人連れのお客さんが来店。
中年のお客さんのほうと知り合いらしく、同席となり親しげに話をする。

中年のお客さんは態度も言葉遣いも丁寧に応対。
若手のほうは(このオッサン何者じゃ?)と言う風にポカーンとしている。

社長さんが先に「じゃァー」と勘定をすませてお帰りになった。

その後、若手が中年のお客さんに聞いた。
「今の方、どちらの方ですか?」

中年のお客さん、見る見る血相を変えた。
「バカッ!うちの社長だ!」

ちょうどテーブルを拭いていた女房、
笑いをこらえながら調理場に駆け込んできた。


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2004年06月15日

あーゆーあめりかん?

チャリで雑貨屋さんにお買い物に行った。
目的の物を見つけ、レジ精算を待つ。
その間、普通なら取り寄せとなる品を見つけた。
「ついでに買っておくか、これもネ」

コンビニのレジであれば、追加登録も簡単だ。
だが、旧式のレジのためにそれは出来ない。

「先にこちらの方を精算していただけますか?」
年齢は未だ20代か?と思われるお姉さまがそう言った。

「ん?」 (しばし面食らった)
「レシートは二枚になっても良いから、合計金額をだして」と要求。
彼女、困った顔をしている。
「そこに計算機あるでしょ。それで合計をだして」 (俺は親切だなぁ)

彼女は後の商品をレジに打ち、合計金額を計算機で出した。4千ちょい。
小生、千円札を5枚出す。

ここから彼女、仰天する行動を起こした。
小生の出した5枚の千円札から、まず2枚を取って、
先の商品の精算をはじめた。おつり4百何十何円。
ついで3枚の千円札をとり後の商品の精算をはじめる。
おつりはやはり4百何十何円。
勘定皿の右と左にそれぞれのおつりを盛り、小生に差し出す。

小生、心のなかで叫んだ。「オー、ノォー!」
悪かった。ごめん。そういう事だったのね。
君はアメリカンだったんだ。

かくて小生の財布は1円玉、5円玉、10円玉などでジャラジャラになった。
posted by 山口屋散人 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする