2004年04月30日

間(マ)?

matukawa

お散歩の相棒、F班長はあまり冗談を言うタイプではありません。
つい先日のお散歩の時です。
地上2〜3メートルなら何でもないトラバースでも、
2〜30メートルの高さとなるとちょっとエライことになります。
そういうところを先に渡る小生に
「滑ったらイッテラッシャーイだね」と声をかけます。

確かに滑ったら、下まで落ち続けるしかない場所です。
緊張状態にある小生は一瞬むっとしましたが、
「そん時はイッテキマース、ってか」と切り返します。
こういう状況でニヤリとする自分が、山のベテランに思えてきて、
平静を保って渡りきることができました。
絶妙のジョーク?だったわけです。

100%緊張しても良い結果がでるとは限りません。
次に渡る彼自身の緊張をほぐすためなのか、
小生にリラックスして行けよとのアドバイスなのか分かりませんが、
ある種の間を取ることは大事なことのようです。



posted by 山口屋散人 at 21:47| 福島 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2004年04月12日

この男にして

 先週の金曜日、同業の長老的存在の方のお通夜に列席してきた。
その席でその長老の甥で、彼自身の実家も同業(波来屋さん)である、菅野宏昭君に会った。(小中高と同級)

東京芸大の声楽科を出て、声楽家としてオペラ等にも出演し、音大でも教えている。その彼とすこし話をすることができた。

イタリアから帰ってきたばかりだとのこと。
「何しに行くんだ?」と聞いたら、
習いに行ってきたんだ」と言う。(彼はこう表現した。)
イタリアに尊敬する先生がいて(もう80歳に近いらしいが)ちょこちょこ行くらしい。

「この歳になってもまだ習うもんなのか?」
「学ぶべきことが多い。それを学んで学生に教えなければならない」とのたまう。

すでに彼はプロの世界で十分に認知、評価されている男である。
この男にして、まだ学び続けている。師弟の礼をつくしてである。


posted by 山口屋散人 at 22:36| 福島 | Comment(4) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2004年04月06日

NASAの学習?U

 社員研修で最も印象に残っているのが次の例題である。

例題、
 月面着陸船オライオンより、月面移動車に乗り移り、300km移動した所で車が故障してしまった。車の復旧は不可能である。オライオンまで自力で帰還しなければならない。月面移動車に積み込んである30品目より必要な物資を15品目選択し、さらに優先順位を付けよ。

積載の品目は 酸素ボンベ、マッチ、無線機、水、食料、ロープ、棒きれ、ピストル、懐中電灯、コンパス、月面地図、乾電池、等々。


getumenn

 研修社員は、月面上の空間を想像しながら、知りえる知識を総動員して回答を出さなければならない。
まず、個人の回答を30分で出す。さらにチームとしての回答を1時間の討論を経て出す訳である。

最上のチームは各個人の得点よりも、チームとして出した回答の得点のほうが良かったチームである。
チームとしての能力が各個人の能力を上回った、として評価された。

最低はその逆。各個人の得点のほうが、チームの得点より良かったチーム。「お前らは最低だ!」とクササレタが、実は世の中に多いのがこの例でもある。

個人として批判されたのが、例えば一人だけチームの得点よりも個人としての得点のほうが良かった場合である。チームメイトとの討論、説得に失敗したと看做されたのである。

「君がついていながら何故こんなことになったんだ!」
こう言われた経験のある人は説得力のお勉強でもイタシマショ。



posted by 山口屋散人 at 21:45| 福島 | Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

NASAの学習?

 ごく僅かなサラリーマン生活だったが、今も記憶に残っている研修を受けたことがある。
NASAの学習プログラムに沿って・・という触れ込みの研修である。
二泊三日の缶詰だったが、ゲームのような研修だった。

地区本部に属する各地の入社半年の社員三十数名が集められた。4〜5名ずつアトランダムにチームを組まされてチームの成績を争うという研修である。

 例えば、各チームに5発のミサイルが与えられる。戦域は碁盤の升目。あらかじめ試験官がタテヨコ連続した戦艦を5隻隠しておく。(試験官の手元にだけ正解はある。) つまり何処にいるのか分からない戦艦に向かってミサイルを発射するのである。

「Kチーム撃ちま〜す。8の五に一発!」「はずれ〜!」という具合。弾を撃つのが早すぎてもいけないし、遅すぎても他のチームに手柄を取られてしまうという、ジレンマに陥る内容のものだった。早々に諦めたのか最初に名乗りを上げたチームは連続で5発を発射してしまい、的中せず零点。(このチームはバッドマーク5)

 私の属したチームには一人冷静な男がいた。各チームが撃った場所を最初から克明に記録していたのである。乱戦になってくると他のチームが既に撃った場所にもう一度撃つチームが出てくる。
そういう弾は無駄撃ちとして厳しく叱責を喰らった。

 そうこうしているうちに1隻撃沈したチームが現れた。タテヨコ形状は不明だが連続した5隻である。しかしそのチームはその時2発発射していたので、どちらが的中か分からない。

 我がチームの冷静男はプリントされた升目を見ながら「こっちの升目だと思う。」と決断を下した。

 その周囲の升目は4個。ここに一発ずつ撃てば少なくとも1隻は撃沈できると踏んだ。競争であるから先んじなければならない。残りの一発はカンで隣の升目に撃つことにした。

結果、2隻撃沈!
わがチームはこの冷静男Y君に救われた。
posted by 山口屋散人 at 02:03| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする

2004年03月24日

名刺の後先

 転勤のシーズンである。
ここ一週間で何人かのお客さんに転勤になる旨を告げられた。
三月は別れの季節でもあるらしい。

「常連さん」とはいえ、名前も知らなければ、勤め先も知らないお客さんが大半である。

お勘定をする時、コソッと「転勤になるので来れなくなります。お世話になりました。」と小声でささやいていく。

「今度はどちらへ?」などと少々会話をし、今までのご愛顧にお礼を言う。
会話らしき会話はその時が最初にして最後というお客さんもいる。
そして名刺を置いていってくれるお客さんもいる。

お客さんとの出会いと別れ。その最後にやっと名前が分かる。

戴いた名刺は大事にファイルに保存してある。
これが本当のお店の宝物なのだと思う。
posted by 山口屋散人 at 21:27| 福島 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | MEN類学 | 更新情報をチェックする